2014年10月17日
3. 上陸 〜屋久島一人旅 2014〜
10月2日、いよいよ屋久島へ

他の誰よりも早く搭乗口前で待ち、朝一番の飛行機で屋久島へ向かう。
作業着姿の男性や登山スタイルの女性が目立つ。

いざ。プロペラ機へ乗り込む。

途中、桜島の噴火口を眼下に、なぜか両手を合わせたりしながら。笑

9時20分、屋久島空港へ到着。すごく天気が良い。『1週間に8日雨が降る』とか『1ヶ月に35日間も雨が降る』と言われるくらい雨が多い場所だと聞いていたので、こんな日に来れてすごく嬉しい。ラッキーだ。

手荷物は手渡しのようだ。
着陸後10分程でザックを受け取り出口へ向かう。

これを忘れちゃいかん。
空港出口横に設置されている登山届を記入して横の箱へ投函。

安房行きのバスを待つ。
約50分くらい待つかな。ここからバスに乗り、安房手前の合庁前から紀元杉行きのバスへ乗り換える予定。
その前にガスカートリッジ(CB缶)をどこかで購入しなければ、と考えていると突然背後から
「あんたも島に呼ばれてきたんだね」
と、顔をクシャクシャにした様な笑顔のお婆ちゃんに声を掛けられた。
少し驚きながらも「念願の屋久島にやっと来れました。」と笑顔で応える。
続けて「この辺で買い物できるところ、知りませんか?」と尋ねると、徒歩1分の観光案内所を紹介された。
不思議なお婆ちゃんにお礼を言って、案内所へ向かう。
観光案内所で話を聞くと、安房地区に登山用品を置いてある「アンデス」という店があるらしい。
ついでにお店や民宿が集中する「安房地区・宮之浦地区」の簡易マップとバスの時刻表のコピーを貰い、山中で使用する「携帯トイレ」を2セット購入。

自然に優しく!そして安心をお金で買うのだ!「縦走中、お腹を壊しトイレを我慢するのが大変だった。。」なんて思い出は欲しくないっ!!笑
バス停へ戻ると、どこへ行ったのか、あの不思議なお婆ちゃんの姿は無かった。
10時23分、
安房方面行きのバスへ乗り込む。
「合庁前」で降りて登山用品ショップ「アンデス」へ歩く。日差しが強く、少し汗ばむ。

店内には綺麗な女性店員さんと常連さんらしき男性がカウンターに腰掛け話していた。僕は店内を物色してガスカートリッジとポケットティッシュペーパー、そして念の為の5mmロープを8mほど購入。品揃えが豊富でギア好きな僕としてはもっとゆっくり見たかった!
※今回は飛行機でガスカートリッジが持ち込めなかった為、現地で購入する必要がありました。

そのまま安房へ。歩道にヤクザルを見つけて微笑む。
平和な街並みが続く中、突如現れる現代食「モスバーガー」
「山に入る前に食べておけ」とでも言わんばかりに『M』の文字が誘う。
次のバスの時間もまだ先。モスバーガーで涼を取る事に。
面白いと思ったのが、このモスバーガーは店内の半分がお土産品店になっている!地酒がズラリ!

噂に聞く『三岳(みたけ)』をぜひ飲んでみたかったが、まさかのレジ担当が居ないとの事で購入できず。残念。。
「安房港近くのコープでも売ってるよ」と言われ、行く事にする。
コレを飲みたいと思ったら探してでも飲む。こういう寄り道も旅の醍醐味なのだ。
そこから15分程歩いただろうか。小さなパチンコ店を過ぎ、安房港が見えてきた。
が、Aコープの文字は無く『ショッピングセンター ばんちゃん 』という看板を見つける。
周りを見渡すも他に店は無い、きっとこの店の事を言っていたのだろう。
無事、『三岳』を手に入れた。汗をかき、喉が渇いたのでエビスビールも購入、歩きながら飲む。キンキンに冷えていて美味い。
港の景色を眺めながらゆっくり歩く。気が付けば「合庁前」のバス停へ到着。
紀元杉行きはこのバス停が始発になる。
終着地点から先は歩いて登山口まで、という計画。いよいよ山へ向かうのだ。

バスの発車時刻まであと少し。
運転手さんが気を遣ってくれたのか、乗車して待っていて良いと言ってくれた。優しい気遣いに感謝。
その後結局、発車時刻になっても、乗車する人は無く、バスには僕一人。発車しますとの声がガランとした車内に響き、バスはゆっくり動き始めた。
先程歩いた安房港へとバスは向かう。
そこで1人乗車。僕のよりもだいぶ大きな赤いザックを背負っている。登山なんてしそうもない、大人しそうな雰囲気の青年。20代といったところか。
すれ違いざま、お互いに軽く会釈を交わし彼は後方の席へ座り、そしてまたバスは走り出した。
その後バスは止まる事なく山へと続く道路を走り続けた。目の前に迫る山々の姿とは対照的に安房の町が少しずつ小さくなっていくのが少し寂しく感じた。
心地良い振動とクーラーの効いた涼しい車内で僕はいつの間にか寝てしまっていた。
~ 続く ~





他の誰よりも早く搭乗口前で待ち、朝一番の飛行機で屋久島へ向かう。
作業着姿の男性や登山スタイルの女性が目立つ。
いざ。プロペラ機へ乗り込む。

途中、桜島の噴火口を眼下に、なぜか両手を合わせたりしながら。笑

9時20分、屋久島空港へ到着。すごく天気が良い。『1週間に8日雨が降る』とか『1ヶ月に35日間も雨が降る』と言われるくらい雨が多い場所だと聞いていたので、こんな日に来れてすごく嬉しい。ラッキーだ。
手荷物は手渡しのようだ。
着陸後10分程でザックを受け取り出口へ向かう。

これを忘れちゃいかん。
空港出口横に設置されている登山届を記入して横の箱へ投函。

安房行きのバスを待つ。
約50分くらい待つかな。ここからバスに乗り、安房手前の合庁前から紀元杉行きのバスへ乗り換える予定。
その前にガスカートリッジ(CB缶)をどこかで購入しなければ、と考えていると突然背後から
「あんたも島に呼ばれてきたんだね」
と、顔をクシャクシャにした様な笑顔のお婆ちゃんに声を掛けられた。
少し驚きながらも「念願の屋久島にやっと来れました。」と笑顔で応える。
続けて「この辺で買い物できるところ、知りませんか?」と尋ねると、徒歩1分の観光案内所を紹介された。
不思議なお婆ちゃんにお礼を言って、案内所へ向かう。
観光案内所で話を聞くと、安房地区に登山用品を置いてある「アンデス」という店があるらしい。
ついでにお店や民宿が集中する「安房地区・宮之浦地区」の簡易マップとバスの時刻表のコピーを貰い、山中で使用する「携帯トイレ」を2セット購入。

自然に優しく!そして安心をお金で買うのだ!「縦走中、お腹を壊しトイレを我慢するのが大変だった。。」なんて思い出は欲しくないっ!!笑
バス停へ戻ると、どこへ行ったのか、あの不思議なお婆ちゃんの姿は無かった。
10時23分、
安房方面行きのバスへ乗り込む。
「合庁前」で降りて登山用品ショップ「アンデス」へ歩く。日差しが強く、少し汗ばむ。

店内には綺麗な女性店員さんと常連さんらしき男性がカウンターに腰掛け話していた。僕は店内を物色してガスカートリッジとポケットティッシュペーパー、そして念の為の5mmロープを8mほど購入。品揃えが豊富でギア好きな僕としてはもっとゆっくり見たかった!
※今回は飛行機でガスカートリッジが持ち込めなかった為、現地で購入する必要がありました。

そのまま安房へ。歩道にヤクザルを見つけて微笑む。
平和な街並みが続く中、突如現れる現代食「モスバーガー」
「山に入る前に食べておけ」とでも言わんばかりに『M』の文字が誘う。
次のバスの時間もまだ先。モスバーガーで涼を取る事に。
面白いと思ったのが、このモスバーガーは店内の半分がお土産品店になっている!地酒がズラリ!

噂に聞く『三岳(みたけ)』をぜひ飲んでみたかったが、まさかのレジ担当が居ないとの事で購入できず。残念。。
「安房港近くのコープでも売ってるよ」と言われ、行く事にする。
コレを飲みたいと思ったら探してでも飲む。こういう寄り道も旅の醍醐味なのだ。
そこから15分程歩いただろうか。小さなパチンコ店を過ぎ、安房港が見えてきた。
が、Aコープの文字は無く『ショッピングセンター ばんちゃん 』という看板を見つける。
周りを見渡すも他に店は無い、きっとこの店の事を言っていたのだろう。
無事、『三岳』を手に入れた。汗をかき、喉が渇いたのでエビスビールも購入、歩きながら飲む。キンキンに冷えていて美味い。
港の景色を眺めながらゆっくり歩く。気が付けば「合庁前」のバス停へ到着。
紀元杉行きはこのバス停が始発になる。
終着地点から先は歩いて登山口まで、という計画。いよいよ山へ向かうのだ。

バスの発車時刻まであと少し。
運転手さんが気を遣ってくれたのか、乗車して待っていて良いと言ってくれた。優しい気遣いに感謝。
その後結局、発車時刻になっても、乗車する人は無く、バスには僕一人。発車しますとの声がガランとした車内に響き、バスはゆっくり動き始めた。
先程歩いた安房港へとバスは向かう。
そこで1人乗車。僕のよりもだいぶ大きな赤いザックを背負っている。登山なんてしそうもない、大人しそうな雰囲気の青年。20代といったところか。
すれ違いざま、お互いに軽く会釈を交わし彼は後方の席へ座り、そしてまたバスは走り出した。
その後バスは止まる事なく山へと続く道路を走り続けた。目の前に迫る山々の姿とは対照的に安房の町が少しずつ小さくなっていくのが少し寂しく感じた。
心地良い振動とクーラーの効いた涼しい車内で僕はいつの間にか寝てしまっていた。
~ 続く ~





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